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日本代表MF堂安律は今夏以降もフライブルクでプレーするのだろうか。クラブのクレーメンス・ハルテンバッハSD(スポーツディレクター)が、去就について言及した。
クリスティアン・シュトライヒ監督が今季限りで退任するフライブルクは最終節でウニオン・ベルリンに敗れ10位に転落。3シーズンぶりに欧州カップ戦の出場権を逃したこともあり、特に今季後半戦は右ウイングバックとしての起用が続きながらも6ゴール2アシストを記録するなど好パフォーマンスを見せていた堂安の去就に注目が集まっている。
そんな中、ハルテンバッハSDはドイツ誌『キッカー』で堂安についてコメント。2022年夏にPSVからフライブルクに加入した当初との比較で、「彼のプレーは攻撃面では驚かされる瞬間が何度もあったが、今のような全体的なパッケージにはほど遠かっただろう」とより万能なプレーヤーに成長したことを指摘し、以下のように続けた。
「彼は自身のフットボーラーとしてのプロフィールを仕上げていくにあたって、コーチ陣とともにハードワークをした。特に相手ボールに対する守り、後方に向けての責任感、デュエルでのボールを奪おうとする執念深さ…これらにおいて大きく前進した」
ハルテンバッハSDは「彼は非常に多くのことが求められるポジションながら、いつもアクセントを加えることができた」と堂安の攻撃面での貢献も称賛。『キッカー』によれば、“当然”国外クラブからの注目を引き付ける日本代表だが、同SDは「我々は彼とはこう話している。『もう1年この調子でここで続けよう。そうすれば君は何にでも対応できるさらに完成したフットボーラーなるはずだ』とね」と明かし、2025年夏に他クラブからのオファーを受け入れる考えを示唆した。
同SDは「我々もイングランドが8月に夏の眠りから覚め、信じられないような年俸のオファーで選手たちを惑わす他クラブの行動について考えないほど浅はかではない」と夏の移籍市場が後半に入ってから動き出す可能性を示唆。一方で、堂安に関しては「レバーを握っているのは我々なので、彼が残留することを信じており、従って彼は我々の構想に入っている」とも強調した。
フライブルクは原則として選手たちとの契約の年数など明かさないクラブ。一方で、『キッカー』はハルテンバッハSDの発言を受け、堂安は少なくとも契約をあと2年間残しているとした。