ブンデスリーガ15位に低迷するホッフェンハイムは11日、ペレグリーノ・マタラッツォ監督の解任を発表した。
現在46歳のマタラッツォ監督は、2023年2月にホッフェンハイム指揮官に就任。当時降格危機のチームと1部残留を果たし、2023-24シーズンは7位フィニッシュで今季ヨーロッパリーグ出場権も獲得していた。しかし、以前からパフォーマンスの不安定さに不満のクラブ幹部は直近の無得点だったリーグ戦3試合を受け、マタラッツォ監督の解任を決した。
ホッフェンハイムのアンドレアス・シッカーSD(スポーツディレクター)は同監督に感謝を告げるとともに、「私が就任してからのこの数週間、リーノと非常に良好でオープンな意見交換をすることができただけに、この決断は我々にとって簡単なものではなかった」とコメント。また、「ブンデスリーガで10試合を終えた現在、9ポイントと勝ち点が少なすぎるだけではなく、今シーズンはコンスタントにパフォーマンスを発揮できていないこともこの決断につながった」と説明している。
マタラッツォ監督は「残念ながら、別々の道に進む時が訪れた」とクラブの決断を惜しみながらも「このチームとスタッフと一緒に仕事ができたことを誇りに思う」とコメント。「TSGの未来が成功に満ちることを、そして選手たちが3つの大会で最大限の成功を収めることを祈る」とも続けた。
なお、マタラッツォ監督は2019年12月~2022年10月までシュトゥットガルトを率い、現リヴァプールのMF遠藤航や今夏バイエルン・ミュンヘンに渡ったDF伊藤洋輝も指導。遠藤は公式戦96試合、伊藤は41試合と2人とも欧州でのキャリアにおいて同監督の下で最も多くの試合に出場している。