Maximilian Mittelstaedt Germany 06192024(C)Getty Images

伊藤洋輝に続き…さらなる中心選手流出危機に今季ブレイクのシュトゥットガルトDF「それぞれベストの将来を目指すのは当然だが…」

今季2位シュトゥットガルトは今夏に複数の主力メンバーを失うかもしれない。DFマクシミリアン・ミッテルシュテットはドイツ代表の記者会見で所属クラブの状況について言及した。

すでに日本代表DF伊藤洋輝のバイエルン・ミュンヘン移籍が決定したシュトゥットガルト。エースのギニア代表FWセルー・ギラシやU-23フランス代表MFエンゾ・ミロー、ミッテルシュテットと同様ドイツ代表にも選ばれるようになった主将のDFワルデマー・アントンやMFクリス・フューリヒも契約解除条項を利用して移籍する可能性がある。さらに同じくドイツ代表入りのFWデニズ・ウンダフも、所属元ブライトンが買い戻しオプションを確保しているため、完全移籍移行が難航しているとの報道が浮上している。

そんな中、ドイツ代表で左サイドバックに定着しているミッテルシュテットが会見に出席。伊藤に続き、さらなる主力メンバーが移籍する可能性について問われると、「選手を失うとしたら、それはもちろん残念なこと。1人目、イトウはもう(移籍が)決まってしまった。ほかはどんな感じなのか、憶測しかできないし、今はニュースで知るだけだ」と返答し、こう続けた。

以下に続く

「今僕に言えるのは僕たちがとても良いシーズンをプレーしたことだ。ピッチに限らず、チームとしての団結力もものすごく深まった。非常に頑丈なストラクチャーを築き上げたと思う」

「みんなそれぞれベストの将来を目指すのは当然だろう。誰がどういった決断をするのかはわからない。ただ、なるべく多くの選手たちが残ってくれることを願いたい。今シーズンは本当に良いものを築き上げることができたからね。来シーズンも成功に満ちたシーズンになると思うよ」

「それに今シーズンは何度も不在の選手を上手く埋め合わせられることを示している。アジアカップやアフリカネイションズカップ、負傷や出場停止により選手が欠場しても、常に彼らを補うことができた。だから何人かがクラブを去っても、彼らをまた同じように補うようにすれば、来シーズンも良いプレーを見せられるだろう」

なお『キッカー』によると、シュトゥットガルトで最も退団の可能性が高いのはギラシら前述の5人となるが、ミッテルシュテットやMFアンジェロ・シュティラーにも他クラブからの注目が集まっているという。だが、2人の契約には解除条項がないため、クラブは移籍金を自由に交渉できるようだ。

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