Ao Tanaka Tatsuya Ito Shuto Machino(C)Getty Images

田中碧&伊藤達哉が独誌MOM獲得、町野修斗も高評価!ブンデスリーガ2部で先発の日本人選手3人がそろってゴール

ブンデスリーガ2部第23節で先発出場した日本人選手が3人とも得点を奪い、2人はドイツ誌『キッカー』でマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選ばれている。

7位フォルトゥナ・デュッセルドルフのMF田中碧は25日の17位ハンザア・ロストック戦にセントラルMFでスタート。16分に同僚のフェリックス・クラウスが先制ゴールを奪うと、18分にペナルティエリアアークからのミドルシュートで追加点をマークし、6試合ぶりのリーグ戦白星に貢献した。

『キッカー』は今季リーグ戦5点目を記録した田中にチーム最高タイの「2.5」を与えた上でMOMにも選出。89分の交代までのプレーについては「ファイナルスコアとなる2-0のゴールを決め、オン・ザ・ボールではプレーに勢いづけた。日本人選手は守備でもビルドアップでもほぼミスがないパフォーマンスを見せている」と評価した。

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また、24日に行われたマクデブルク(12位)対シャルケ(13位)では伊藤達哉が第4節以来となるリーグ戦19試合ぶりに先発出場。左ウィングは33分にチーム2点目につながるPKを獲得すると前半アディショナルタイムには左からカットインし相手DF2人をかわし、ニアに突き刺さるシュートを放ち、チームの3-0の快勝に貢献した。

『キッカー』は76分までプレーした伊藤のパフォーマンスにチーム最高タイの「2」と評価。この試合のMOMにも選び、「普段はスーパーサブの彼は納得のいく形でチャンスをつかみ、交代となるまで常に脅威となった」と寸評し、「狭いスペースでセドリック・ブルナーとトーマス・カラスを翻弄したハーフタイム直前の3-0のゴールシーンは一見の価値ありだった」と称賛した。(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

一方、2位ホルシュタイン・キールのFW町野修斗は23日の首位ザンクト・パウリとの昇格争いの直接対決に先発。前半を0-3で折り返したキールだが、町野は53分にボックス右にこぼれたボールに反応すると右足のシュートをニアに叩き込み、第4節以来となる今季3点目をマークした。さらにチーム3点目をアシストする活躍を見せ、『キッカー』での評価もチーム単独最高の「2.5」だった。一方、チームは結局3-4で惜敗を喫している。

なお同節では同リーグでトップチームに所属する日本人選手9人のうち、先発出場果たした3人が全員ゴールを記録。そのほか、ピッチに立ったのはグロイター・フュルト戦(1-2)に途中出場したニュルンベルクの奥抜侃志のみで、1-0でエルヴァスベルクを下したハンブルガーSVの奥川雅也やデュッセルドルフの内野貴史はベンチ入りも出番がなかった。また、ニュルンベルクの林大地やオスナブリュックに0-1で敗れたハノーファーの室屋成、そしてデュッセルドルフのアペルカンプ真大は負傷により離脱となっている。

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