かつてバイエルンやドイツ代表を率いたユルゲン・クリンスマン氏が、今シーズンのブンデスリーガについて語った。イギリス『スカイスポーツ』が伝えている。
2023-24シーズンのブンデスでは、シャビ・アロンソ監督下のレヴァークーゼンが大躍進。リーグ史上初となる34戦無敗(28勝6分け)での優勝を成し遂げた。
ドイツサッカー界のレジェンドであるクリンスマン氏は「誰も予想していなかったシーズンになった」と驚きを示し、ドイツ国内で漂っていた応援ムードを説明している。
「ドイツにとって、すべてのブンデスリーガファンにとって、この国のサッカーファンにとって、とても新鮮な息吹となった。バイエルン(リーグ11連覇でストップ)が優勝を独占して10年が経ち、ブンデスリーガではそろそろ誰かが変化を起こす時期になっていた」
「レヴァークーゼンはそれを素晴らしい方法で、エネルギッシュかつ攻撃的なスタイルで行い、すべてのファンを惹きつけた。おそらくバイエルンのファンはそうではないが、それ以外のファンは全員レヴァークーゼンを応援し、幸運を祈り続けたんだ」
今季公式戦も継続しており、22日にはヨーロッパリーグ決勝アタランタ戦、25日にはDFBポカール決勝カイザースラウテルン戦を控えているレヴァークーゼン。さらなる偉業達成の可能性も残しているが、クリンスマン氏は今季終了後の移籍市場でバイエルンからの強襲を受けると予想している。
「確かにバイエルンがまた移籍市場に目を向けると予想できるし、レヴァークーゼンを捕らえるために何人かの選手を加えるだろう。彼らは怒っているんだ。バイエルンが怒っているときは、移籍市場に参入する」