元プレミアリーグ審判のダーモット・ギャラガー氏は、セルティックの岩田智輝が取られたハンドの判定について語った。
セルティックは3日のスコティッシュ・プレミアシップ第29節で、敵地でハーツに0-2と敗れた。しかしこの一戦、VARの判定に大きな注目が集まることに。試合序盤にはヤン・ヒョンジュンが危険なプレーで一発退場となると、前半終盤に岩田がボックス内でハンドを取られてPKを与えている。しかし、この判定には現地でも疑問の声が上がっていた。
これらの判定について、試合後にブレンダン・ロジャーズ監督は「オフィシャルについてコメントするのは好きではないが、今日はこれが原因になった。オンフィールドからVARまでのレフェリングは本当にひどかった」などと不満をあらわにしている。
そして翌4日、イギリス『スカイスポーツ』の『Ref Watch』の中でギャラガー氏は、岩田がハンドを取られた判定について自身の見解を述べた。その中で「厳しい判定だと思うが、シーズンを通してスコットランドリーグではこういった判定を見てきた」と話し、自身の考えを続けた。
「この件に関して、こういったいずれの場面でも一貫してハンドの判定が下されてきた。厳しいし、とてもアンラッキーだが、このようなすべてのいかなる場面でもハンドを取っているんだ」
一方で、元イングランド代表のステファン・ウォーノック氏や元イングランド女子代表のスー・スミス氏は、元選手としての見解として「悪い判定だ」や「この判定はまったく好きになれない」と批判を口にしていた。
また、VARの介入でレッドカードになったヤンの判定についてもギャラガー氏は「選手は不運だったと思うが、あれはレッドカードだ。彼は相手がどこにいるのかわからず、単純にボールに対して行っただけだったが、スパイクが相手の顔に入ればレッドカードだ」との見解を示している。