ドルトムントのニクラス・フュルクルクは、PKのキッカーを巡るジェイドン・サンチョとのやり取りを明かした。
20日に行われたブンデスリーガ第18節でドルトムントは敵地でケルンと対戦。12分にドニエル・マレンが先制点を挙げると、後半にはサンチョが獲得したPKをフュルクルクが沈めてリードを広げる。その後もマレンが2点目を決め、ユスファ・ムココにもゴールが生まれて、ドルトムントはケルンに4-0で快勝した。
ドルトムントが昨年10月以来のリーグ戦連勝を飾った一戦の中で、ひと悶着があった。今冬にマンチェスター・ユナイテッドから期限付き移籍で復帰したサンチョが自身の獲得したPKのキッカーを務めたがったが、フュルクルクがボールを渡すことなくこのPKのキッカーを務めてチーム2点目をもたらした。この際、サンチョはフュルクルクに対して「ボールをくれ!ボールをくれよ!」と懇願していたことが『スカイスポーツ』のパトリック・ベルガー氏によって伝えらえている。
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PKのキッカーを務めたフュルクルクは、サンチョとのやり取りについて試合後に明かしており、その中で「僕たちには(キッカーを務める)小さな順番がある。通常、僕とマルコ(ロイス)、エムレ(ジャン)が一番だ。ジェイドンは間違いなく蹴りたがっていた。彼はドルトムント復帰後最初のゴールを強く望んでいた。来週にきっとそうできるはずだ」と語った。
なお、フュルクルクがゴールを決めた後、サンチョはチームメイトとともに同選手の得点を喜び、抱擁を交わしており、大きな問題にはならなかったようだ。