Ao-TanakaGetty Images

田中碧獲得のリーズ、監督がクラブに不満と報道も…クラブOBは反論「新聞やレポーターたちは間違った形で捉えている」

日本代表MF田中碧の獲得で、リーズ・ユナイテッドのダニエル・ファルケ監督とクラブ幹部との間で必ずしも意見相違はなかったかもしれない。クラブOBで元イングランド代表のカールトン・パーマー氏が指摘している。

田中は夏の移籍市場の最終日にブンデスリーガ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフからチャンピオンシップ(英2部)のリーズへの移籍が決定。だが、ドイツ『ライニシェ・ポスト』はほかの選手を望んでいたするファルケ監督が日本代表MFの獲得を進めた幹部に不快感を覚え、この移籍取り組みに満足していなかったと報じていた。

一方、パーマー氏はイギリス『footballleagueworld.co.uk』で現地でも伝えられたこの報道について「新聞やレポーターたちは田中碧を加えたことについて間違った形で捉えていると思う」とコメント。次のような見解を述べている。

以下に続く

「田中はダニエル・ファルケがクラブに連れて来たかったファーストチョイスではなく、彼(ファルケ)はほかの選手を狙っていた。クラブに連れて来たかった複数のターゲットを逃したことにファルケは苛立っていたんだ。クラブは監督のフラストレーションに理解を示し、スカッドの強化のためにデッドラインデーに田中の獲得に踏み切ったということだ」

また、ファルケ監督は田中を早速31日のハル・シティ戦の終盤に投入。パーマー氏は「田中は先週末のリーズがハル・シティに2-0で勝利した試合で短い時間出場し、すでに今夏の最もお得な買い物と言われ始めている」と指摘すると、「リーズは今シーズンの昇格を目指す中、このMFがすぐにも活躍し、大きなインパクトを与えることを期待しているはずだ」とも話している。

広告