元オランダ代表のヴェスレイ・スナイデル氏は日本代表FW上田綺世の今後のフェイエノールトでの活躍について懐疑的のようだ。オランダ『KIJK』のトーク番組『Veronica Offside』で「何かが足りない」と語った。
現在25歳の上田は昨夏にベルギーのセルクル・ブルッヘからオランダの強豪フェイエノールトにステップアップ。しかし、新天地ではエースのメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスの控えとしての起用が続き、エールディビジでスタメンに名を連ねたのも今年に入ってから。一方、ここ数カ月間はそのヒメネスのペースダウンもあり、上田は直近の3試合は連続で先発し、3ゴール1アシストと結果を残している。
これで今季5ゴール1アシストとなった上田だが、今夏の移籍が濃厚と見られるヒメネスが抜けた穴を埋められるのかに関しては、意見が分かれるようだ。現役時代はアヤックスやレアル・マドリー、インテルなどでプレーしたスナイデル氏は『Veronica Offside』で「これまでウエダのファンだったとは言えない。試合勘に欠けているのかもしれないけど、私は何かが足りないと思う。彼はまだ私を魅了できていない。ただ、よくいいところにいることは確かだ」と今一つ納得していない様子をうかがわせた。
また、同じく元オランダ代表のヴィム・キーフト氏も賛同。「私もまだ彼(の魅力)を発見していない。ヒメネスが1番手のストライカーなので、彼が成長するために十分な出場機会を得ていないことも理解している。アルネ・スロット(監督)も何度か自身の後任には優れたストライカーがいると話しているが、彼自身が連れてきたのだから当然だろう」と語っていた。