国際親善試合でフランス代表とドイツ代表が対戦した。昨年9月以来の対戦となったが、前回同様ドイツが勝利を収めている。
フランスはウスマン・デンベレ、キリアン・エンバペ、マルクス・テュラムの3トップに。3試合勝利のないドイツはヨズア・キミッヒがサイドバックとなり、トニ・クロースとロベルト・アンドリッヒの中盤に。ジャマル・ムシアラ、フロリアン・ヴィルツというヤングスターも両翼に入った。
試合は開始1分に動く。キックオフの流れからクロースがミドルパスで中央のヴィルツへ通す。受けたヴィルツは右足で強烈なミドルシュートをバーに当てながら叩き込み、ドイツが早々に先制点を挙げる。
しかし、その後はフランスがボールを支配。エンバペのスピードを武器に左サイドから攻め立てる。リュカ・エルナンデスとの連携からエンバペが進入するも、ループシュートはマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンがセーブし、チャンスは活かせない。
フランスの個々の能力が際立ちながらも前半は集中した守備を見せたドイツがリードすると、後半開始早々にもゴールが生まれる。49分、ヴィルツの浮き球にムシアラが抜け出す。巧みなタッチでGKをかわすと、折り返しをハヴァーツがきっちりと決め、リードを2点に広げた。
フランスは61分にオリヴィエ・ジルー、テオ・エルナンデスらを投入。ドイツは72分にトーマス・ミュラーとクリス・フューリッヒをピッチに入れた。79分には左サイドをマキシミリアン・ミッテルシュミットが左サイドからシュートを狙うが、GKブリス・サンバが好守を見せて3点目は許さない。直後にもミュラー、デニス・ウンダフが連続してシュートを放つが、いずれもサンバが防いでみせた。
88分にはエンバペがスピードで左サイドを駆け抜けてクロスを送る。ミッテルシュミットがクリアに失敗し、ボールはゴールへ向かうが、リュディガーがギリギリでかきだし、ボールはバーへとはじかれる。その後のチャンスもフランスは活かせず、得点は生まれない。
試合はその後もドイツが集中した守備でシャットアウト。2-0と勝利し、4試合ぶりの白星となった。