ソシエダに所属する日本代表MF久保建英が東京ヴェルディ戦後に試合を振り返った。
25日にラ・リーガ最終節でアトレティコ・マドリーと戦い、6位フィニッシュで今季を終えたソシエダ。チームはその後に来日し、国立競技場で東京Vとの親善試合を行った。東京V戦で先発した久保は右サイドでのスルーパスやドリブルなど要所で会場を沸かせ、48分にベンチへと退いた。試合は、45分にウルコ・ゴンサレス、そして後半アディショナルタイムにアルセン・ザハリャンがいずれもミドルシュートでネットを揺らし、2-0でソシエダが勝利した。
試合後、日本代表でチームメイトのDF菅原由勢にインタビューで質問された久保は「実は今日が初めての国立だったので、プレーできて良かった。アジアカップやCL、そしてこのジャパンツアーなど色々あって、長かった1年でした。チームメートも来てよかったと言ってくれたことが一番嬉しかったですね」と、過密日程の中での日本ツアーにも満足感を示した。
また、試合後には「親善試合とはいえ負けたら、『ソシエダってこんなものか』と思われるのもアレですし、勝てて良かったです。連携と連動というところで僕たちのやっている練習のセオリーどおりに崩すことができて、どんな相手でも崩せるという、みんなの自信になりました。観客が盛り上がって歓声が沸くたびに、来てよかったとみんなが感じてくれたと思うので、それが一番です」と、スタジアムのファンやサポーターにも感謝した。そして、後半早々の交代には「ちょっと、もも裏が痛くて…」と理由を明かしつつ、「怪我をする前に交代したので怪我はしていないです」と大事には至っていないことを強調した。