EURO2024決勝トーナメント1回戦が行われ、ドイツ代表とデンマーク代表が対戦した。
ドイツはカイ・ハヴァーツがトップに入り、ジャマル・ムシアラやリロイ・ザネらが中盤に。ロベルト・アンドリッヒ、トニ・クロースが中盤コンビとなった。序盤からドイツが攻勢をかけ、5分にはコーナーキックからニコ・シュロッターベックがネットを揺らす。しかし、ファウルがあったとして得点は認められない。
7分にはヨズア・キミッヒが強烈なミドルシュートを見舞うも、GKカスパー・シュマイケルが好セーブ。10分にもアントニオ・リュディガーからのフィードをハヴァーツがダイレクトボレー。これも枠内に飛ぶが、シュマイケルが横っ飛びでしのいだ。
35分頃には天候の悪化により、試合は一時中断となるが、約20分後に再開。37分には左サイドのクロスからハヴァーツがヘディングシュートでゴールを狙うが、GKの正面を突く。
スコアレスのまま後半を迎えると、デンマークが先にチャンスを作る。48分、クロスからディレイニーが受け、シュートはブロックされるも、こぼれ球をヨアキム・アンデルセンが左足で叩き込む。しかし、ディレイニーがオフサイドポジションにいたとして得点は認められず。すると、直後のプレーでクロスがアンデルセンの手に当たり、ドイツがPKを獲得。キッカーのハヴァーツがゴール右隅に決め、ついに試合が動く。
59分にはハヴァーツが見事なファーストタッチから完全に裏へと抜け出す。GKと1対1となり、ループシュートを狙うもボールはゴール右にそれていく。64分にドイツはエムレ・ジャン、ニクラス・フュルクルクを投入する。68分、後方からシュロッターベックのフィードにムシアラが抜け出す。ゴール左から右足で冷静に流し込み、ドイツが追加点を奪う。80分にはムシアラがお役御免となり、もうひとりの若き天才フロリアン・ヴィルツが入った。対するデンマークも3枚替えで、FWの枚数を増やして勝負をかける。
終了間際、ノイアーのフィードからフュルクルクが起点となってヴィルツが抜け出し、GKを転ばせてから巧みなタッチで沈める。しかし、これもオフサイドで得点は認められない。それでも、ドイツが2-0と勝利し、8強入りを決めた。