先月からドイツ代表の主将を務めるバイエルン・ミュンヘンMFヨズア・キミッヒはGKベルント・レノが招集を断ったことに苦言と捉えられる言葉を発した。
バイエルンGKマヌエル・ノイアーが代表からの引退を発表したドイツ代表は正守護神となったバルセロナGKマーク=アンドレ・テア・シュテーゲンが長期離脱。ユリアン・ナーゲルスマン監督は今月の代表ウィークに向けてはオリヴァー・バウマン(ホッフェンハイム)、アレクサンダー・ニューベル(シュトゥットガルト)、ヤニス・ブラスウィヒ(レッドブル・ザルツブルク)の3人のGKを招集したが、その後ベルント・レノ(フラム)は起用されないことを知り、招集を断ったことを明かした。
代表に合流したキミッヒはメディアの取材に対応した中でレノの件について言及。「彼は僕にとってワールドクラスのGKだ」と前置きしながら、「コミュニケーションの経緯は正確に知らない。でも最初から言っている通り、ここにいることは誰にとってもとても特別なことであるべき。100キャップだろうが3キャップだろうが、34歳だろうが19歳だろうが、ドイツのためにプレーできるのは特別なことだ。ベルントだけではなく一般的に言うけど、ここにいたくないのなら来なくてもいいと思う。喜んでここに来る選手がほかにいるのだからね」と語った。
また、キミッヒは8日まで4人(バイエルンMFジャマル・ムシアラ、アーセナルFWカイ・ハヴァーツ、フランクフルトDFロビン・コッホ、RBライプツィヒDFダヴィッド・ラウム)が合流前の負傷で招集を辞退することになったことについてもコメント。「過去にはインターナショナルウィークを休養のために使う選手もいた。僕はうちにはそういうことをしない選手が多いことを願う。今回辞退したメンバーは本当に負傷しており、プレーできないことを信じている」と話し、「代表はリフレッシュする機会として見てはいけない。僕たちは真剣にネイションズリーグに臨み、さらに団結を深める機会として活用したい」と強調した。
ドイツ代表連盟は9日、さらにRBライプツィヒDFベンヤミン・ヘンリヒスが離脱したことを発表。なお、これまでマインツFWヨナタン・ブルクハルト、シュトゥットガルトFWジェイミー・レヴェリング、ブレントフォードFWケヴィン・シャーデ、フィオレンティーナDFロビン・ゴセンスの4人が追加招集されている。