現地時間26日、国際親善試合が行われ、ドイツ代表とオランダ代表が対戦した。
フランス代表相手に完勝したドイツは、そのフランス戦と全く同じメンバーで臨み、チームとしての成熟を図る。一方のオランダは快勝したスコットランド代表との試合に先発していたシャビ・シモンズやガクポ、ワイナルドゥム、フリンポンらをベンチに置き、GKもフェルブルッヘンを起用した。
フランス戦では開始8秒でゴールを奪ったドイツだが、この試合でも早々に試合が動く。4分、スローインからのバックパスを奪ったメンフィスがゴール前に折り返すと、フリーのフェールマンがゴール左へとダイレクトで流し込み、オランダが最初のチャンスを先制点に繋げた。
早くもリードを許したドイツだが、すぐに反撃。11分、左のショートコーナーからヴィルツ、ムシアラと繋ぎ、ペナルティーエリア手前のミッテルシュテットがダイレクトで左足を振り抜く。強烈なシュートがゴール左上へと決まり、ドイツがあっさりと試合を振り出しに戻した。
その後もムシアラ、ヴィルツ、ハヴァーツが絡み、クロースが中盤で存在感を発揮するドイツに対し、ファン・ダイク、デ・リフトを擁する安定した守備と、メンフィス、マーレンのスピード感のある速攻を見せるオランダは一進一退の攻防を繰り広げ、1-1のまま後半へ。
後半、立ち上がりはオランダが立て続けにチャンスを作り、61分にはミッテルシュテットのバックパスを奪ったマーレンの折り返しをメンフィスが狙うも、この決定機はゴール上へと外れる。
59分にギュンドアンとアンドリッヒを下げてヒューリッヒとグロスを投入したドイツは、さらにハヴァーツ、ヴィルツ、ミッテルシュテット、キミッヒに代えてフュルクルク、ミュラー、ラウム、ヘンリヒスを投入。83分にはフュルクルクのポストプレーからミュラーが狙うも、GKフェルブルッヘンが横っ飛びで防いだ。
迎えた84分、クロースの左CKをニアサイドのフュルクルクが合わせるも、ゴール左で再びGKフェルブルッヘンがかき出す。またもファインセーブかと思われたが、これはゴールラインテクノロジーによりゴールの判定となり、ドイツが逆転に成功した。
残り時間でオランダが追いつくことは叶わず、ドイツがフランスに続いてオランダも撃破し、3月の代表戦で連勝を飾った。
■試合結果
ドイツ 2-1 オランダ
■得点者
ドイツ:ミッテルシュテット(11分)、フュルクルク(85分)
オランダ:フェールマン(4分)