マンチェスター・シティ対トッテナム戦の判定が、現地で物議を醸している。
3日に行われたプレミアリーグ第14節で対戦した両チーム。開始早々にソン・フンミンのゴールでトッテナムがリードしたが、その直後にマンチェスター・Cがオウンゴールで同点に。その後も打ち合いは続くと、マンチェスター・Cが81分にジャック・グリーリッシュのゴールで3-2とリードを奪うことに成功する。しかし終了間際にデヤン・クルゼフスキがネットを揺らし、3-3の引き分けに終わった。
しかし、3-3で迎えた後半アディショナルタイムの判定が現地で物議を醸している。マンチェスター・Cは自陣でカウンターを発動すると、アーリング・ハーランドが相手に倒されながらも立ち上がり、前線へ抜け出したグリーリッシュへパスを通した。GKと一対一を迎えるかに思われたが、サイモン・クーパー主審はアドバンテージを見ずにファールの判定。試合後、ハーランドは怒りを抑えられずに主審に抗議すると、該当場面を自身の『X』でリポストしつつ、「WTF(What The F●ck=くそが!)」と不満をあらわにしている。
そしてこの判定について、マンチェスター・CのOBでもあるマイカー・リチャーズ氏は『スカイスポーツ』で「主審はこの瞬間まで素晴らしい仕事をしていたのに、理解できないよ」と持論を展開した。
「主審は笛を口にくわえながらも、アドバンテージをとろうとしていた。グリーリッシュは明らかにオンサイドだったし、ハーランドもプレーを止めなかった。でも、審判がプレーを止めた。理解できないね。第4審の顔を見ればわかるが、主審が間違いを犯したのは確かだ。どうやって説明できるんだ? (VARでチェックが可能であれば)迷ったらそのままプレーを続け、その後に戻せばいい」
またロイ・キーン氏も、「主審は間違いを犯した。判断を誤っている。グリーリッシュはゴールを決められただろうし、最初はアドバンテージを見ていたが、誤った判断を下している。それは全員がわかっているだろう」とミスジャッジであったことを指摘している。