サンフレッチェ広島は1月31日、2024シーズンの新本拠地エディオンピースウイング広島の2月1日の開業に向けた「キックオフ・プレゼンテーション」を開催した。
新スタジアムは敷地面積49,914平方メートルで地上7階建て、観客席数は中四国最大の28,520席超え。広島市内中心部の原爆ドームから徒歩8分の“まちなか”に建てられた。
スタジアム建設にあたっては、多くの県民・市民に日常的に親しまれ、県外のファンも何度も訪れたくなる魅力的な空間作りを目指しており、コンセプトは「歓声と憩いをまちなかに。」。国際平和都市・広島にふさわしいシンボリックなランドマークとして世界基準の施設設備を備えている。
演出設備は、メインビジョンが32m×9mと国内最大級で、全周380mのリボンビジョン、多彩な演出が可能な競技証明としてムービングライト16台。音響は指向性の高いスピーカーを採用しているため、場外への音漏れや不要な反響を抑え、クリアで迫力あるサウンドを実現した。
(C)Nishina Takaまた、サッカーファンだけでなく誰もが楽しめる体験型ミュージアムとして「広島サッカーミュージアム」も新設。広島サッカーの歴史を紐解き、被爆からの復興とサッカーの関わり、クラブの未来へ続く人材育成を見せる。
(C)Nishina Takaさらに、日本初となるファナティクス・ジャパンとの共同運営となる「ピースウイングオフィシャルストア」でも、サッカーファンのみならず観光スポットとしても、これまでにない斬新なグッズ展開を用意しているとのことだ。
(C)Nishina Taka「恒久平和と、夢や希望を持って明るい未来へ羽ばたく」との願いが込められた名称である「エディオンピースウイング広島」。その名称は翼(ウイング)をイメージして設計されたスタジアムの屋根にも由来している。略称はEピースとなり、条例上の正式名称は「広島サッカースタジアム」となることも伝えられた。
クラブは、「スタジアムのコンセプトは世代や国をこえて、人が集い、楽しみ、歓喜し、憩う、まちなかスタジアム。日本で初めての都心交流型スタジアムパークとして、サッカーの試合日以外もスタジアムと公園がひとつになってさまざまな施設や多目的な機能を融合させ、365日のにぎわいを作ることを目指しています」とのメッセージを発している。