19日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグ、インテルは本拠地ジュゼッペ・メアッツァにアトレティコ・マドリーを迎える。前日会見に出席したシモーネ・インザーギ監督は、現役時代にラツィオでともにプレーしたディエゴ・シメオネ監督をす称賛している。
S・インザーギ監督とシメオネ監督はラツィオで1999年から2003年までともにプレーし、セリエAとコッパ・イタリアの二冠を達成するなどした“戦友”である。S・インザーギ監督は、インテルでプレーしたこともあるアルゼンチン人指揮官について、以前から素晴らしい指導者になるとの確信を持っていたようだ。
「彼が偉大な指導者になるのは分かっていたことだった。明日、私は素晴らしいチームメートだったディエゴと、敵同士として向かい合うことになる。アトレティコで成し遂げていることからも分かる通り、彼は凄まじい監督だよ。私たちは常に連絡を取り合ってきたし、お互いに歩む道程を見失うことはなかった」
「アトレティコのようなチームであれだけ長く(12年)チームを率いるなど、本当に難しいことだ。彼は強力なカリスマ性とメンタリティーの持ち主だが、それだけでの男はない。彼のチームはフットボールを見事にプレーする。攻撃も守備も素晴らしいよ」
以前には守備的と称されたシメオネ監督のアトレティコだが、ここ数シーズンで攻撃的なプレーも取り入れている。
「ラス・パルマス戦(5-0でアトレティコが勝利)の彼らは、とてもアグレッシブなチームだった。明日の一戦がどうなるのか、予想することは難しい。アトレティコはここ数試合、様々なプレーを実行していた。彼らは技術がとても高く、以前よりもっと“プレー”しているチームだ。クオリティーの高い選手を揃えており、チームとしてのレベルが上がっている」
「私たちは明日、監督に素晴らしいメンタリティーを植え付けられたチームと対戦する。だがアトレティコはそれだけではなく、フットボールを見事な形でプレーするんだよ。このノックアウトラウンドはとても難しい。私たちインテルは、最高のインテルを要求されているんだ」