インテルの27歳のイタリア代表MFニコロ・バレッラは、セリエAのイタリア人選手の中で最高給取りになる見込みのようだ。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が10日に伝えている。
2019年夏にカリアリからインテルへ加入し、5年目のシーズンを終えようとしているバレッラ。インテルの中盤の主力として活躍を見せ、今季は3年ぶり20回目のスクデット獲得に貢献した。インテルは、セリエAにおける覇権の長期化を画策する中、「イタリア魂」を代表する「強力な象徴的イメージ」となるバレッラとの契約延長を推し進めているようだ。
新契約では、契約期間を2029年まで延長、年俸は650万ユーロ(約11億円)+ボーナスとなる見込みとなっているとのこと。この金額は、インテルを代表するもう1人のイタリア人選手であるDFアレッサンドロ・バストーニの550万ユーロ(約9.2億円)や、ユヴェントスのイタリア代表FWフェデリコ・キエーザの500万ユーロ(約8.4億円)を上回り、「バレッラがセリエAにおけるイタリア人選手最高額年俸ランキングで首位に浮上する」ことになるという。
なお、インテルは主将ラウタロ・マルティネスとの契約延長にも取り組んでいるが、新たに代理人と面会をして詰めの交渉を行う必要があるようだ。その間にバレッラとの交渉が進展し、インテル主将や指揮官シモーネ・インザーギに先んじて新契約の正式発表へとこぎ着ける見込みだと報じられている。