インテルのハビエル・サネッティ副会長が22日、イタリアメディア『メディアセット』のインタビューに応じて3年ぶり20回目のリーグ優勝を喜んだ。
22日に行われたミラノダービーを制し、2021年夏に発足したシモーネ・インザーギ体制で初となるスクデットを手にしたインテル。クラブのレジェンドであり、2010年にトリプレーテ(国内リーグ&カップ戦、チャンピオンズリーグの3冠)を達成したサネッティ副会長が語った。ライバルクラブであるミランをダービーで下して優勝を決めるのは初めてのこととあり、高く評価している。
「これには極めて大きな価値がある。ダービーで勝利した上、2つ目のステッラ(優勝10回ごとに獲得できる星マーク)を獲得した。おそらく選手たちは、クラブにとって最も重要な1ページを綴ったことをまだ実感していないかもしれない。我々はとても幸せだ」
「開幕直後は誰もインテルが優勝できると予想していなかっただろうが、このチームは最強であることを示すために、謙虚な姿勢で、ハードに取り組みを行ってきた。素晴らしい感動だ。長らく前にスタートした道のりを終えることができた。監督やチームが並外れた仕事をしてくれた。インテルは4、5年前からあらゆる大会で競争力を示してきたが、この調子で続けていかなければならない。このチームはメンタルが強い。常に自分たちのプレーをしてきて、今夜も自分たちの方が強いことを示し、他のチームとの差が見えた。困難の時には耐える力も見せた」
さらにインテル副会長は、自身のようにクラブの象徴となり得る“未来のサネッティ”が誰であるかを問われると、自身の考えを明かした。
「選手個人について話すことは難しい。私はチームが1つのグループとして違いを作り出したのだと思っている。このチームは最初から自らの強さを自覚し、それを毎試合で証明してきた。リーグ優勝に十分ふさわしかった。選手たちが将来、私の年齢になった時、この魔法の夜を思い出し、一生、幸せに感じるだろうね」