セリエA2024-25シーズンの日程発表イベントが4日に開催され、出席した元イタリア代表のチーロ・フェラーラ氏やクリスティアン・ヴィエリ氏が見解を示した。イタリア紙『トゥットスポルト』が伝えている。
ユヴェントスOBのフェラーラ氏は古巣について言及。昨季ボローニャを5位とチャンピオンズリーグ出場権獲得に導いたチアゴ・モッタ監督を招聘したが、期待値は高まっているようだ。
「ユヴェントスに対する期待値は高い。ボローニャで素晴らしいカルチョを披露した指揮官がやって来るのだからね。当然、ユーヴェで求められる努力と期待は、ボローニャとは別物だ。チアゴ・モッタは、このクラブにとって一定レベルへ戻ることがいかに重要であるかを分かっているはずだ。したがって、ある種の仕事を計画する時間などない。すぐさまチームに足跡を残す必要があるだろう」
一方、現役時代にインテルで6シーズンにわたってプレーしたヴィエリ氏は、セリエA2連覇を目指すシモーネ・インザーギ率いる古巣の対抗馬を予想した。
「インテルの対抗馬は、(アントニオ)コンテのナポリだと思う。(アウレリオ)デ・ラウレンティス会長は、アントニオを招聘するというビッグディールを実現した。加えて(カップ戦がなく)試合は週1回なので、また素晴らしいリーグ戦を見せるようになるだろう。それから常にユヴェントスやミランの存在はあるが、ミランは攻撃陣を補強しなければならない」
またヴィエリ氏は、インテルが新シーズンにリーグ戦またはチャンピオンズリーグのどちらかに集中するべきかを問われると、自身の見解を示した。
「全ての大会で優勝を目指すべきだ。昨シーズンも同様だったはずだが、(CLで)アトレティコ・マドリーに敗れて敗退してしまった。それにセリエAだけを考えていて優勝できなかったら、どうするんだい?」
そのうえでヴィエリ氏は、2024-25シーズン第5節に予定されるミラノダービーに注目した。
「第5節で負けた方が、最初に議論されるチームになる。冗談はさておき、インテル対ミランは素晴らしいショーになるだろう。どちらも最強レベルのチームで、美しいカルチョを見せる。世界中が試合を見守るだろう」
「(ミラン新指揮官パウロ)フォンセカはチームをうまくプレーをさせることができる。第5節でミランがどんな状態か確認するのが楽しみだよ。ただ、インテルがセリエA最強のチームであり、それを改めて証明しなければならないだろう」