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アジアカップ連覇を狙う開催国カタール代表が決勝へ!日本代表を破ったイラン代表に逆転で競り勝つ

現地時間7日、AFCアジアカップ カタール2023準決勝が行われ、カタール代表とイラン代表が対戦した。

連覇まであと2勝に迫った開催国カタールの前に、準々決勝で日本を下したイランが立ち塞がる。開始わずか4分、右サイドからのロングスローをニアサイドに走りこんだエザトラヒが頭で逸らすと、ファーサイドのアズムンが競ってこぼれたボールに素早く反応したアズムンがゴールに背を向けたままバイシクルシュートで押し込み、イランが幸先よく先制する。

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先手を取ったイランは11分にも決定機。右サイドを抜けたジャハンバフシュの折り返しにタレミが滑り込むも、僅かに届かず逆サイドへと流れた。

ホームの大声援を受けるカタールも黙ってはいない。17分、右サイドからのアフィフの折り返しを、ペナルティーエリア手前でフリーとなっていたガベルが合わせる。このシュートがDFに当たってループシュートのような軌道になり、ゴール左へと吸い込まれてカタールが同点に追いついた。

さらに43分、ペネルティーエリア左でボールを受けたアフィフがカットインから右足を振り抜くと、強烈なシュートがゴール右へと決まってカタールが逆転に成功して試合を折り返した。

最高の形で前半を終えたカタールだったが、後半開始早々にエザトラヒの胸トラップボレーが腕に当たっていたとしてイランにPKが与えられる。このPKをジャハンバフシュがど真ん中に蹴り込み、イランが同点に追いついた。

まさに一進一退、決勝進出を懸けた一歩も引かない激闘は、試合終盤になっても高いインテンシティを保ったまま。迎えた82分、アフィフの左クロスのこぼれ球をペナルティーエリア手前で拾ったハティムのシュートが、ゴール前でフリーとなっていたアリへの絶妙なパスに。オフサイドギリギリで受けたアリが見事な反転シュートをゴール左へと沈め、カタールが勝ち越しに成功する。

アディショナルタイムは13分が取られ、イランも必死の猛攻を仕掛けるが、カウンターからロングパスに抜け出そうとしたアフィフをファール覚悟で倒したハリルザデーにイエローカードが提示されると、VARを経てレッドカードに変更。1点を追うイランは10人での戦いを余儀なくされた。

数的不利を感じさせない運動量でカタールゴールへと迫るイランだったが、カタールも必死の守備で長いアディショナルタイムを守り切り、3-2で逆転勝ち。開催国カタールがヨルダン代表の待つ決勝へと駒を進めた。

■試合結果

イラン 2-3 カタール

■得点者

イラン:アズムン(4分)、ジャハンバフシュ(51分PK)

カタール:ガベル(17分)、アフィフ(43分)、アリ(82分)

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