ニューカッスルは、今夏の移籍市場でスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクの移籍を阻止する構えのようだ。
2022年夏にレアル・ソシエダからニューカッスルに加入したイサク。デビューシーズンは長期離脱を強いられたもののプレミアリーグ22試合で10ゴールを奪い、チャンピオンズリーグ出場権獲得の立役者に。すると今季はリーグ戦30試合で21ゴールと、見事なパフォーマンスを披露している。
そんな24歳FWは今夏の去就について、以前に母国スウェーデンのメディアで「キャリア最高のシーズンを過ごしたばかり。ニューカッスルで本当に幸せだし、街もファンも大好きだ。移籍の考えはないよ」と明言。それでも、チェルシーやアーセナルなどの関心が伝えられていた。
しかしイギリス『ガーディアン』によると、ニューカッスルはイサクの残留に「全力を尽くす」考えであるとのこと。イサクやMFブルーノ・ギマランイスを売却しなくともPSR(プレミアリーグの収益性と持続可能性に関する規則)を遵守できると楽観視している模様。2028年まで残す契約の延長を実現するために動いているようだ。また関心を持つクラブに対して、プレミアリーグ史上最高額である1億1500万ポンド(約233億円)以上を要求することを伝えたという。
なお獲得を狙うとされるチェルシーは、選手側に最初の問い合わせを行ったようだが、『ガーディアン』は「PSRの遵守に問題を抱えている現状で、1億ポンド以上を支払えるかはかなり疑問だ」と指摘。またアーセナルに関しては、長年イサクに関心を持っているものの、高額な移籍金に躊躇し正式なコンタクトを取っていないようだ。