日本代表MF久保建英が中国代表戦を前に取材に応じた。
日本代表は2日、5日に行われる2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選・中国代表戦に向けて始動。4日に試合前日を迎えた。
先月29日にアジア最終予選に臨む代表メンバーを発表した日本代表。三笘薫と伊東純也がアジアカップ以来となる招集で約7カ月ぶりの代表復帰を果たしただけでなく、川崎フロンターレの高井幸大、FC町田ゼルビアの望月ヘンリー海輝が初の代表入り。また、元日本代表主将であり、昨季終了後にフランクフルトで現役を引退した長谷部誠氏が今回からコーチとして帯同している。
囲み取材に応じた久保は、まず所属クラブの現状について問われることに。レアル・ソシエダは開幕から4節を消化した時点で1勝1分2敗。現在12位と低迷している。この状況について久保は「僕個人としては苦しい立ち上がりですけど、みんながみんなそうじゃないので、僕の苦しいがチームに伝染しなければいいなと思います」と多少の冗談を交えて話している。
そして話題は、6月の久保の発言がフォーカスされることに。アジア2次予選ミャンマー戦を控えた6月シリーズで久保は「僕の次の世代の若手も、日本代表が強くなりたかったら、積極的に使っていくべきだと思います」と持論を述べていた。
9月シリーズでは19歳(本日9月4日に20歳の誕生日)の高井や22歳の望月らが初招集されたが「なんかタイミング的に僕が言ったから変わったみたいな感じもあるかも…(笑)」と切り出し「意見が通るんだったら、いろんなことを言っていこうかな〜なんて思ったりもしましたね」と、記者陣の笑いを誘った。
「でも、冗談は置いておいて、いい選手だから入っていると思います。2日ぐらいしか一緒に練習していないですけど、2人ともすごくいい特徴を持っている選手だと思うので、あとは彼らをどう生かすか、彼らが入った時に僕らが彼らの能力をいかに代表に還元していくかというのも大事」と、見解を示している。
中国戦については、過去にスペイン1部でプレーしてEL出場歴もあるFWウー・レイについて「個人的な印象としては、裏抜けや自分がボール欲しいタイミングでパスを呼び込む能力っていうのはすごい高い選手」とし「レアル・マドリーなどビッグクラブ相手に結構決めてきた印象もある。僕らという相手にも向いているのかな」と警戒。続けて意気込みを語っている。
「来た人には、そのお金を払ってきてもらっただけの価値がある試合をしたいと思います。勝って当たり前だとファン・サポーターの皆様には思ってほしいですし、僕らの気持ちの面で奢りはありませんけど、最終予選でも勝って当たり前だっていう安心感を持ってほしいので、明日はいい試合ができればと思います」