Takefusa-Kubo(C)Taisei Iwamoto

敵地・サウジ戦で3戦全敗も久保建英はデータを意に介さず「統計学的に言えば、いつか勝てるもの」

日本代表は9日、11日に行われる2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選・サウジアラビア代表戦に向けて公開練習を実施。練習後、活躍が期待される久保建英が、重要な一戦に向けた思いを明かした。

9月のアジア最終予選では初戦となった中国戦で1ゴール、2アシストの活躍を見せるなど、確かな存在感を見せた久保。週末の試合では見事なパフォーマンスを見せ、「僕自身のコンディションはたぶん今、一番いいんじゃないですかね」と表現する中、第3戦では強敵のサウジアラビアと対戦することになる。

日本代表は2006年9月3日のアジア杯予選で0-1の敗戦を喫した後、敵地ジッダでは3戦全敗と勝利を手にすることができていない。ただ、その状況に対して久保は「統計学的に言えば、いつか勝てるものだと思う」と意に介さず、「データなんてあまり気にせず、別に勝ったからといってそんなちっぽけなことを見ている選手はいないと思う。歴史を変えるみたいに大々的に報道されても、僕らにとってプラスではない。しっかり勝ち点3を取っていきたい」と前を向いた。

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サウジアラビアについては「大型補強の影響もあってリーグに出られていない選手がほとんどだと思う」と主張。その上で、「その分、まとまったストレスみたいなものを代表戦にぶつけようと思ってる選手はいるでしょうし、そういったところは警戒したい」と語り、相手の状況を理解しながら警戒を示している。

スタジアムには多くのホームサポーターが集結することが予想される中、「個人的には満員で、アウェーでという方がいいプレーをしがち。そっちの方が僕的には嬉しい」と語った久保。大アウェイの中、チームを勝利に導くことができるか注目だ。

日本は9月のW杯アジア最終予選で連勝して好発進。3連勝を目指したサウジアラビア戦は、11日の3:00にキング・アブドゥッラー・スポーツシティ・スタジアムでキックオフ予定だ。

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