明治安田J1リーグ第4節のアビスパ福岡vsFC東京が、16日に行われた。
開幕から1勝2分け無敗の福岡が、2分け1敗未勝利のFC東京をホームに迎えた一戦。福岡は金森健志やウェリントン、紺野和也ら、FC東京はU-23日本代表の荒木遼太郎や松木玖生、バングーナガンデ佳史扶、そして日本代表復帰が発表された長友佑都を先発起用した。
互いにシュートの少ない大人しい立ち上がりとなった一戦。徐々にお互いにチャンスが生まれ始めた前半半ばにスコアが動く。28分、左サイドのバングーナガンデがグラウンダーのクロスを供給すると密集地帯を抜けたボールを長友がトラップ。右足で先制点をマークし、J1リーグ14年ぶりの得点とする。
さらに32分、最後方でボールを持った松木が最終ラインを抜け出そうとしていた遠藤渓太へのフィードを通す。上手く収めた遠藤がボックス右へ駆け上がった荒木へと落とすと右足で追加点を決め切った。荒木にとってはこれで今季4戦4発目となる。
2点ビハインドで試合を折り返した福岡は後半開始時に井上聖也に代えて岩崎悠人を送り出す。攻撃の枚数を増やし、岩崎をターゲットにしながら巻き返しを図る。
しかし57分、仲川からのパスを受けた長友が右サイドからクロス。中央でブロックされて流れたボールに今度はバングーナガンデが反応し、左足を振り抜いて強烈な一撃を突き刺した。
その後、互いに選手を入れ替える中で82分に松岡大起が加入後初弾を浴びせたものの福岡の反撃はここまで。FC東京が3-1で完勝して今季初白星を飾った一方、福岡は初黒星を喫している。