ザスパ群馬は8日、武藤覚ヘッドコーチが新監督に就任することを発表した。
今季開幕から明治安田J2リーグ14試合で1勝3分け10敗と低迷が続く群馬は、大槻毅前監督との契約を6日付けで双方合意で解除したことを8日に発表。新指揮官には武藤氏がヘッドコーチから昇格することとなった。
大槻前監督はクラブ公式サイトを通じて「シーズン途中でチームを離れることとなりました。2年4カ月、大変お世話になりました。勝ち点を積み上げられない現状に対して責任を感じています」とコメントしている。
一方の武藤新監督は南アフリカ・ワールドカップでの日本代表テクニカルスタッフや、ロンドン五輪世代のアシスタントコーチなどを歴任。2022年より群馬のヘッドコーチを務めていた。
武藤新監督は、就任にあたってクラブ公式サイトを通じて以下のように意気込んでいる。
「大槻監督をサポートする立場として責任を感じています。現状を変えるために、選手・スタッフと共に、チーム一丸となって、全力で戦い抜く姿勢をお見せできるように頑張ります。選手たちを信じて、1試合1試合勝利を目指して戦い、勝ち点を積み上げていくことができるようにベストを尽くします。ファン・サポーターの皆様をはじめ、クラブを支えていただいている皆様、ご支援、ご声援をよろしくお願いいたします」
なお、クラブは監督交代について「現在チームは20チーム中20位とリーグ最下位に沈んでおり、このタイミングでの監督交代という判断をいたしました。指揮を執って頂く武藤ヘッドコーチは2022シーズンからチームを見てきており、スムーズにアジャストしていける点において現状で適任と判断し、今回監督就任の打診をさせて頂きました」と説明。続けて、今後の目標が残留であることを表明した。
「今シーズンは3チームがJ3への降格ということを考慮すると『J2残留』を現実的な目標として捉え、下方修正して戦っていくことといたします。残るリーグ戦24試合では新体制にて泥臭くとも勝ち点を積み上げ、一つ一つ順位を上げていけるよう努めて参ります」