明治安田J1リーグでは10日、第3節未消化分の横浜F・マリノスvsガンバ大阪が行われた。
直近2試合無敗の横浜FMが、前節で今季初黒星を喫したG大阪をホームに迎えた一戦。横浜FMはアンデルソン・ロペスや天野純、喜田拓也ら、G大阪は坂本一彩や宇佐美貴史、ウェルトンらを先発起用した。
試合の序盤はG大阪が攻勢をかける。12分にはドリブルでボックス手前中央に侵攻した宇佐美が右足で強烈なシュートを浴びせたがGKポープ・ウィリアムがセーブ。直後の右CKでも福岡将太が頭で合わせたがGKポープが阻む。
対する横浜FMは21分に反撃。天野の浮き球のパスに反応して左サイドに抜け出した村上悠緋がグラウンダーのクロスを供給すると、ボックス手前中央の山根が右足で合わせたが左ポストに嫌われる。
スコアレスで折り返して迎えた後半もG大阪が宇佐美を中心にチャンスを作っていくが53分に横浜FMに決定機。左サイドでボールを持った山根が鋭い切り返しでボックス左へと侵攻して中央にパスを送る。A・ロペスがG大阪DFを背負いながらもワントラップして反転、左足のシュートを繰り出して先制点を奪取した。
横浜FMは直後に山根と村上に代えて宮市亮と植中朝日、G大阪は唐山翔自に代えて食野亮太郎を投入。互いに攻撃的なカードを切って次の1点を争う。G大阪は62分のFKの流れから宇佐美がネットを揺らしたがオフサイドの笛が鳴らされる。
その後、終盤にかけても互いに交代カードを駆使しながら一進一退の攻防を繰り広げたがG大阪が追いつくことはなく、反対に終了間際に植中が加点。2-0でミッドウィークの一戦を制した横浜FMが3試合無敗で4位に浮上した一方、G大阪は今季初の連敗かつ4試合未勝利となっている。