AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)は18日に第1節が行われ、川崎フロンターレは蔚山HD(韓国)と対戦した。
今季から新方式が導入されてスタートするACLE。東西の各12チームずつがそれぞれ一つのグループを形成、それぞれ抽選で決定した相手と8試合(ホーム4試合&アウェイ4試合)を戦って各グループ上位8チームが決勝トーナメントに進出する。そし川崎Fは、敵地で蔚山HDとの初戦を迎えている。
試合序盤は蔚山HDがボールを保持し、川崎Fは中盤付近から圧力を高めてボールを奪いに行く展開に。川崎Fは18分、小林悠がミドルシュートを狙ったもののGKに防がれ、その後はやや我慢する時間が続く。それでも、28分には瀬川祐輔のクロスからマルシーニョ、30分には河原創のクロス、31分には脇坂泰斗のミドルと、立て続けにチャンスを作る。さらに36分、FKから高井幸大のヘッドはわずかに枠を外れた。前半はスコアレスで折り返す。
後半頭から江坂任を投入した蔚山HDに対し、川崎Fは54分に先制に成功する。左サイドからマルシーニョがカットインし、そのままシュートを突き刺した。良い時間にアウェイチームがリードを手にする。
先制した川崎Fは、69分に山田新と遠野大弥を投入する。しかし、71分には危険なシーンを許して三浦颯太のブロックで難を逃れたが、直後のCKでもボックス内でルドウィグソンに合わされてピンチを迎える。75分には大島僚太と家長昭博を入れて試合の安定を図るが、その直後にも江坂任に決定機を作られるなど、危ない場面が続いた。
終盤も押し込まれる時間が続く川崎Fだが、GKチョン・ソンリョンやDF陣を中心に蔚山HDの攻撃を跳ね返し続ける。最後まで失点を許さず、1-0で勝利。難しい敵地でのACLE初戦で、白星スタートを決めた。