ブータンのパロFCは29日に元日本代表MF本田圭佑が1試合限定の契約で加入することを発表した。
現在37歳の本田は21年11月以来、約3年ぶりに選手として復帰する形に。自身10か国目のクラブとして出場予定の試合は、8月13日に行われるチャーチ・ボーイズ・ユナイテッド(ネパール)戦。AFCチャレンジリーグ出場権を懸けたプレーオフという重要な一戦となっている。
ブータン・プレミアリーグで3連覇中の強豪でもあるパロFCは、声明を通じて本田の加入理由を説明。喜びのコメントを発表している。
「パロFCは、来るAFCチャレンジ・プレーオフに向けて、日本サッカー界のスター、本田圭佑選手の加入を発表できることを嬉しく思う。本田の加入はクラブにとって記念すべき瞬間であり、アジアサッカーの最高峰で戦うという我々の野心を象徴するものだ」
「ブータンのサッカーに深く根ざしたクラブとして、本田のような優秀な選手が加入してくれることは、非常に名誉なことであるだけでなく、成長と発展のための大きなチャンスでもある」
「日本代表だけでなく、ACミランなどの有名クラブでもプレーしてきた彼の豊富な経験と専門知識は、ブータンサッカーをさらに発展させてくれるに違いない。間違いなく我々のフィールドでのパフォーマンスを向上させ、選手たちに新たな高みを目指すよう刺激を与えるだろう」
「本田のパロFCへの加入は、ブータンにおける卓越性の育成とサッカー振興に対する我々のコミットメントを明確にするものだ。彼の存在は、我々のチームを強化するだけでなく、ブータン全土のサッカー振興の起爆剤になると信じている。我々は本田圭佑とともにAFCチャレンジ・プレーオフで我々の進歩を披露し、決意をもって戦うことを楽しみにしている」