『キングス・ワールドカップ(Kings World Cup)』は7日、第2回大会を2025年に開催することを発表した。
キングス・ワールドカップとは、元スペイン代表DFジェラール・ピケがチェアマンとして発足した『キングス・リーグ』のワールドカップ版。『キングス・リーグ』とは、2022年11月に発足した独自のリーグ戦。そのチームを率いるのは往年の名プレーヤーと影響力を持つインフルエンサーで、ドラフト形式で各チーム10名の選手を獲得し、毎節ゲストプレーヤーとして元プロ選手・現役選手をチームに加えることができる。
独自のルールを採用してサッカーとは一線を画しながらスペインでは大きな人気を博し、3月下旬にバルセロナの『カンプノウ』で行われたファイナルフォー(準決勝・決勝)に約9万2000人が来場。Twich・YouTube・TikTokなどでの配信では、延べ200万人が視聴したとされている。
そして、今年5月から6月にかけてはキングス・ワールドカップが開催。メキシコで行われ、優勝賞金は100万ドル(約1億5000万円)に。32チームが参加。セルヒオ・アグエロやマリオ・ゲッツェ、ネイマールにエデン・アザールらスター選手がチームを率いる一方で、日本からは人気ゲーム配信者の加藤純一がMurash FCを指揮していた。
キングスリーグ公式の『Twitch』では決勝戦のライブ配信が同接4.5万人を超えるなど、大会を通じてて大きな反響を呼んだキングス・ワールドカップ。サッカー界へ新たな風を吹かせた中、第2回大会の開催が決定することに。第1回にも参戦していた加藤純一氏が再び日本代表として参加することが発表された。
第2回大会は現時点でスペイン、アルゼンチン、コロンビア、ドイツ、アメリカ、日本、メキシコ、サウジアラビア、ブラジル、ベルギー、イタリアのチームが参戦する予定となっている。リリースではレアル・マドリーFWヴィニシウス・ジュニオールもオーナーとして参加することが大々的に発表されていた。
さらに、同日にはキングス・リーグについてもリリースも。今夏開催されたEURO2024で大ブレイクを果たしたスペイン代表の17歳FWラミン・ヤマルとの契約締結が発表されている。なお、バルセロナの若き至宝がどのような形で大会に関わるのかはまだ紹介されていない。