リヴァプールのアルネ・スロット新監督は、ユルゲン・クロップとジョゼップ・グアルディオラのライバル関係について語った。クラブ公式サイトが伝えている。
これまで長きにわたり、激しいタイトル争いを繰り広げてきたリヴァプールとマンチェスター・シティ。クロップ政権下のリヴァプールは2019-20シーズンにクラブ史上初のプレミアリーグ優勝を達成したが、2つのシーズンで勝ち点1差で涙をのむことに。その2つのシーズンでいずれも首位に立ったのがグアルディオラ監督率いるマンチェスター・Cであり、直近7シーズンで2019-20シーズンを除いた6シーズンでタイトルを獲得している。
歴史に残るライバル争いとして近年のプレミアリーグを牽引してきた両クラブだったが、リヴァプールでは今季限りでクロップ前監督が退任することに。そして後任に任命されたスロット新監督は、両クラブと両指揮官の戦いと関係性について語った。
「フットボールを愛するすべての人にとって、2人が互いにベストを尽くす姿を見られたのは、素晴らしい時代だったと思う。そうだね、両クラブの試合はたくさん見ていたよ。クロップはここで素晴らしい仕事をしてきたし、1人のファンとして大満足だった。そして今、彼の後継者として戦うことになる。素晴らしいチームもあるし、ファンも最高だ。楽しみでしょうがないよ」
「誰もがシティとリヴァプールのライバル関係に、クロップとグアルディオラに刺激を受けたのは間違いないと思う」
またスロット監督は、グランドスラムで過去最多の24回の優勝を誇るテニス界のレジェンド、ノバク・ジョコビッチを例に挙げ、他のスポーツからもインスピレーションを受けていることを明かした。
「違うスポーツから試合におけるメンタリティの扱い方の知識を得ることもあるよ。試合前のチームミーティングで使うこともあったね。フレンチオープンでノバク・ジョコビッチが本当にタフな試合で勝ちきるのを観ていた。彼の長所のひとつは、思い通りにいかない試合でも勝つ方法を見つけられることだと思う。それは選手たちに対しても言えることだ」
なおリヴァプールは8月17日、昇格組のイプスウィッチ・タウンとのプレミアリーグ開幕戦を迎える。