明治安田J1リーグは17日に第29節の延期分が行われ、京都サンガF.C.と鹿島アントラーズが対戦した。
前節で残留を決めた京都と、優勝の可能性が潰えた鹿島。台風の影響で延期された第29節の試合がサンガスタジアム by KYOCERAで行われた。ホームの15位・京都では、ラファエル・エリアスや原大智らが先発入り。一方の5位・鹿島では、鈴木優磨を出場停止で欠くものの、柴崎岳らがスタメンに入っている。
試合は両チームともに序盤からチャンスシーンを作る一方で、各エリアでの激しい接触も頻発するなど、激しい展開に。互いにボックス内に侵入するシーンは作っていくものの、決定的なシュートまでは持ち込めない時間が続く。なかなか両GKを脅かせないまま、前半はスコアレスで折り返す。
京都は後半開始早々、ラファエル・エリアスが決定機を迎えたが、GK早川友基がファインセーブ。するとこの直後、鹿島は後半から出場の田川亨介が強烈なシュートを放った。いきなり互いに決定機を作ると、テンポを上げてゴールに迫っていく。鹿島は69分、クロスに飛び込んだ安西幸輝がヘッドを放ったが、GK太田岳志が至近距離でファインセーブを見せている。一方の京都は78分、川崎颯太のパスを受けたラファエル・エリアスが際どいシュートを放った。
攻めに出る京都は82分、ラファエル・エリアスのクロスに福岡慎平がフリーで合わせたものの、シュートはGKの正面へ。最後まで両チーム攻め続けたが、決め手を欠いてスコアレスドローに終わった。
この結果、京都は勝ち点46で13位に浮上。一方で2試合連続ドローの鹿島は同59となり、4位・ガンバ大阪(勝ち点60)をかわせず。5位のままとなっている。