レアル・マドリーは今冬、FWキリアン・エンバペに対してオファーを受け入れるかどうか返答期限を設定するようだ。『The Athletic』が伝えている。
以前から大きな注目の集まるエンバペの去就。2022年にはフリーでレアル・マドリー加入が決定的とも伝えられていたが、最終的にパリ・サンジェルマン(PSG)との契約を更新した。しかし、PSGとの契約延長オプションの行使は拒否しており、現行契約は今季限りで満了に。そして1月からは、来季のフリー加入に向けて他クラブと自由に交渉が可能になる。
そして『The Athletic』は、レアル・マドリーが「過去の過ちから学んだ」と指摘。エンバペに返答期限を設けるようだ。移籍オファーを受け入れるかどうか、1月中旬までに決断を下す必要がある模様。クラブ内には前回の行動を“裏切り”とみなす人間もいるようだが、両者の接触は続いているという。
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しかしその一方で、2022年とは金銭的な条件が異なる模様。レアル・マドリーは現在、本拠地サンティアゴ・ベルナベウの改修工事によって移籍市場で投じる資金を制限しているという。さらに、ロッカールームの平和を維持することを意識してチーム内の給与バランスを考え、前回よりも減額したオファーを提示することになると伝えられている。
なお同メディアは、PSG側はエンバペと契約延長できると感じており、一部の人間は「レアル・マドリーにエンバペが望む金銭的な条件を提示できない」と考えているようだ。今後の動向に注目が集まっている。