kamada-daichi(C)Getty Images

ラツィオで出番急増の鎌田大地、OBは起用法に不満?「トップ下で見たい。なぜDFの前で…」

ラツィオOBのエルネスト・カリスティ氏が22日、地元ラジオ局『ラディオセイ』の番組に出演した際、MF鎌田大地らの起用法などに言及した。

マウリツィオ・サッリ体制からイゴール・トゥドール体制へと変わったラツィオ。基本システムも4-3-3から3-4-2-1へと変更になったが、今夏のチーム刷新も噂されている。チーロ・インモービレやルイス・アルベルトら長年チームを支えた選手の退団が囁かれる中、若手DFマリオ・ヒラはレアル・マドリーが買い戻す可能性なども伝えられている。

そんな中、カリスティ氏はヒラの残留を熱望。また、ニコロ・カザーレやアレッシオ・ロマニョーリらが形成する3バックへの適性にも見解を示した。

以下に続く

「ヒラは私が唯一、絶対に手放さないDFだ。戦術的な話は別として、強いDFは強い。ヒラは良いパフォーマンスを見せるための全てを兼ね備えている上、古いタイプのDFでもある。一方、カザーレは退化したのではないだろうか。3バックで苦戦し、かなり困難に陥っているように見えた。ロマニョーリは3バックに適しているように見えるね」

続いてカリスティ氏は、鎌田やフェリペ・アンデルソンの起用法にも言及。現在の役割に不満を示し、持論を展開した。

「アンデルソンは、トゥドールのプレースタイルを踏まえると、トップ下でしかありえないと思っている。ウィングバックでプレーさせたら後ろへ引きずられてしまうからね。ラツィオは前線においてよりクオリティを必要としているのに、これでは前線のクオリティを失うことになる」

「カマダについても同じ話だ。彼の特徴を見る限り、なぜトップ下ではなく、守備陣の前でプレーしなければならないのか理解できない。明日(コッパ・イタリア準決勝2ndレグのユヴェントス戦)はボランチに(マテオ)ゲンドゥージと(マティアス)ベシーノ、前線のタティ(カステジャーノス)の背後にアンデルソンとカマダを見たい」

広告