Daichi Kamada_Lazio_20240218(C)Getty Images

鎌田大地は再び出番なし。ラツィオ指揮官は補強が希望通りでないことを示唆「私がAを求めても…」

ラツィオの指揮官マウリツィオ・サッリが26日のフィオレンティーナ戦終了後、MF鎌田大地らを獲得した昨夏の補強について言及した。

来月初旬にはミランやバイエルン・ミュンヘンとのビッグマッチも控える中、ラツィオは26日のセリエA第26節においてフィオレンティーナと敵地で対戦。1-2と敗れ、再び暫定8位へと後退した。するとサッリは試合後、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに対し「こうなると3~4つの大会で物理的に、メンタル的に戦える組織なのかどうかと疑問が湧いてくる」とこぼした。

そんなラツィオ指揮官に対し、記者会見の場で質問が飛んだ。『ラディオセイ』のアレッサンドロ・ザップッラ記者は、「数人の選手がレーダーから消えてしまったのではないか。ほとんど起用できない選手を置いておく贅沢をする余裕はラツィオにないのでは?」と指摘。その例としてフィオレンティーナ戦で2試合連続出番なしとなった鎌田やルカ・ペッレグリーニらを挙げた。

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昨夏の補強について問われたサッリは、「それぞれが責任を負うべきだ。クラブは7月の時点で、誰を補強するかに関して明確だった。私がAを求めても、CとDから選ばなければならないのであれば、かなり明らかなことだろう」と弁解。補強が自身の希望とは異なるものであったことを改めて示唆した。

今シーズンは、開幕直後からリーグ戦で低迷が続くラツィオ。サッリ指揮下で3年目を送るチームの「サイクルは終わったのではないか」との声も上がっている。ラツィオ指揮官は「全てのサイクルは必ず終わりを迎える。ラツィオは平均年齢が非常に高く、再建することになるだろう。だが、再出発するための基礎はある」との見解を示している。

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