ニューヨーク・レッドブルズは、エミル・フォルスベリの獲得を発表した。
ブンデスリーガ2時代の2015年からRBライプツィヒでプレーするフォルスベリ。約9年間にわたって同クラブで公式戦324試合に出場して、DFBポカール連覇やチャンピオンズリーグ出場権獲得といった近年のクラブの成功を支えてきた。
今シーズンも複数の試合でゲームキャプテンを任されたりと、ここまで公式戦21試合に出場して4ゴールを記録するフォルスベリだが、先発での出場機会を失いつつあるなど、なかなかプレー時間を延ばすことができず。これを受け、来冬の移籍市場で新天地を求める可能性が浮上していた。
スウェーデン代表として86キャップを誇るフォルスベリに対しては、先日からメジャーリーグ・サッカー(MLS)のニューヨーク・レッドブルズからの関心が届き、移籍に近づくと伝えられてきた。
そして16日、ニューヨーク・レッドブルズはフォルスベリの移籍を完了させたことを発表。同選手は特別指定選手として1年間の延長オプションが付帯する2026年末までの3年契約を結ぶことになる。
スポーツ部門のトップを務めるヨッヘン・シュナイダー氏は「彼のヨーロッパでの経験はチームにとって大きな補強になる。この移籍はレッドブルの哲学であるインテンシティの高い攻撃的なサッカーと我々のクラブにとって有益なマルチクラブエコシステムの力を示したものだ。エミルは若手の成長を助けることのできるスキルを持ち合わせた素晴らしいタレントで、彼がピッチに立つ姿を見るのが待ちきれない」とコメント。
また、サンドロ・シュワルツ監督は「エミルのヨーロッパでの経験はロッカールームにとってとても価値のあるものだ。彼をこのクラブに迎え入れることをとても楽しみにしている。彼は新シーズンの我々の中盤に多くの価値をもたらせる最高の攻撃的ミッドフィールダーだ」と期待を寄せた。