パリ・サンジェルマン(PSG)は、フランス代表FWキリアン・エンバペに対して8000万ユーロ(約136億円)分の支払いを迫られているようだ。フランス『レキップ』が伝えている。
今季も公式戦48試合で44ゴール10アシストと圧巻のパフォーマンスを見せ、リーグ・アン制覇やクープ・ドゥ・フランス優勝に導いたエンバペ。26日のリヨンとのカップ戦決勝(2-1)を最後に契約満了を持ってPSGを退団することが決定しており、クラブ歴代最多256ゴールを残して新天地を求めることになる。
しかし、退団に際してクラブは巨額の支払いを迫られているという。『レキップ』によると、PSGはエンバペに対して4月分の給料に加え、2月に支払われる予定だったボーナスも未払いである模様。その総額は約8000万ユーロに上るようだ。
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PSGとエンバペの弁護団は退団をめぐって交渉を続けており、ロイヤリティ・ボーナスについても係争中だという。エンバペ側は、新天地とされるレアル・マドリーが負担することを前提に昨年10月に支払われたボーナスを放棄する意思もあったようだが、レアル・マドリー側はPSGに金銭を支払うつもりはない模様。そして2月のボーナスについては、PSG側はエンバペに放棄することを望んでいるという。
なお、エンバペのレアル・マドリー移籍は6月1日のチャンピオンズリーグ決勝後から数日以内に発表されると伝えられている。