クラブのアイドルが指導者として戻ってきた。
リヴァプールは29日、元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスが31日に行われるプレミアリーグ第29節 ブライトン戦に向けた練習に特別コーチとして帯同することを発表した。
2007年から2011年までリヴァプールでプレーし、3シーズン半で142試合に出場して81ゴールを挙げたF・トーレス。40歳となった現在は、古巣のアトレティコ・マドリーでU-19の監督を務めている。
F・トーレスは先日アンフィールドで行われたチャリティーマッチにリヴァプールレジェンズと参加。久しぶりに赤のユニフォームを身にまとってゴールを決めるなど、約5万人の観客を湧かせていた。
その際に挨拶をしていたユルゲン・クロップ監督とアシスタントを務めるペップ・ラインダースコーチから、F・トーレスはマネージメントを直接体験してもらおうという意図で、トレーニングの監督に招かれていたという。本人は「内部からすべてがどのように機能しているかを見る機会があった」と喜びとともに受諾し、練習に帯同する運びとなった。
「ユルゲンと彼のスタッフ、そしてアクサのトレーニング施設周辺の大ファンなんだ。」
「理由はたくさんあるよ。ここに来て、ユルゲンやペップ、そしてすべてのスタッフと会って、リバプールのやり方を学び、理解しようとできるのは素晴らしいことだ」
クラブが紹介したドレッシングルームでの映像には、F・トーレスがモハメド・サラーやトレント・アレクサンダー=アーノルドと談笑する場面も。エジプト代表FWは怪我で離脱しているアレクサンダー=アーノルドに「彼は君(アレクサンダー=アーノルド)よりフィットしているよ!」とジョークを飛ばしていた。