リヴァプールの今夏の移籍市場の動きについて、『The Athletic』が分析している。
直近3試合で2敗と苦しい結果が続いたものの、首位アーセナルとは3ポイント差の3位とプレミアリーグ優勝争いを繰り広げるリヴァプール。しかし今季限りでユルゲン・クロップ監督の退任が決定しており、来季の指揮官に大きな注目が集まっている。そして先日『スカイスポーツ』など複数メディアは、フェイエノールトのアルネ・スロット監督と交渉していることを伝えていた。
来季は指揮官交代に加え、元スポーツダイレクターであるマイケル・エドワーズ氏の幹部復帰など、体制が大きく変化するリヴァプール。そんな中で元『BBC』のエース記者であるデイヴィッド・オーンスタイン記者は『The Athletic』の「Ask Ornstein」内で、ファンから現地で批判されるFWダルウィン・ヌニェスの去就について問われると、以下のように答えた。
「ヌニェスの退団は疑わしい。最近の彼のフォームを考えたとしても、彼はクラブでも代表でも良い選手であることを証明してきており、まだ若いこともある。今彼を売却してもリヴァプールには何の利益もないだろう。アンフィールドで輝かしいキャリアを築くポテンシャルは持っている」
「リヴァプールに劇的な革命が起きるような兆候はない。むしろ賢明で必要な進化になるだろう。モハメド・サラー、フィルジル・ファン・ダイク、トレント・アレクサンダー=アーノルドの3人は今季終了後に契約が残り1年となるため、それらが優先事項になりそうだ」
「新たしい監督が到着することで微調整は必要になるが、リヴァプールにはすでに強力な核があり、有望な若手選手も多く、経験豊富なプロフェッショナルも残っている。アレックス・ファーガソン後のマンチェスター・ユナイテッドや、アーセン・ヴェンゲル後のアーセナルよりも、今回の移行にうまく対応できる立場にあると思う。もちろんエドワーズらは実現しなければならないというプレッシャーにさらされるが、特に思い切ったものになるとは予想していない」