リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は、遠藤航の適応を称えた。
今夏の移籍市場でシュトゥットガルトからリヴァプールに加入した遠藤。一時はベンチを温める時間が続いた同選手だが、アレクシス・マクアリスターの負傷などの影響で直近の公式戦5試合連続で先発出場を果たしたりと、ここまで公式戦21試合に出場して2ゴール1アシストを記録する。
20日のカラバオカップ準々決勝ウェストハム・ユナイテッド戦でも先発からピッチに立ち、5-1の快勝に貢献した遠藤の新天地での適応について、クロップ監督は23日のアーセナル戦を前にしたプレスカンファレンスで「チームに慣れてきている。まさにそのような具合だ」と回答し、以下に続けた。
「私が就任して以降のこのクラブの一部の主力選手たちでさえも適応するための時間が必要だった。例を挙げれば、アンディー・ロバートソンは半年間プレーしなかったし、常にスカッドに入っていたわけでもなかった!彼自身そのことを忘れてしまっていると思いたいが、これが事実だ。ファビーニョに関しても、彼は6番として1人でプレーできなかったから、我々はシステムを変えなければならなかった。その後、彼は簡単にプレーできるようになったし、彼自身のポジションにしてしまったから、すべてにおいて何の問題もない」
「少しの時間は必要だ。我々は彼(遠藤)を毎日トレーニング場で見ているし、彼は私が今まで会った中で最も一生懸命にやる選手の1人だ。すぐに良くなるというのは、いつだって明らかだった。みんなが今、その姿を見ることができていることに私は満足している」
「ウェストハム戦は本当に良い試合だった。彼はチームに違いを与えている。このことは明白だと言いたい。彼はタックルするための選手だ。今、ピッチ上で趣味としてタックルをする選手は20人もいない。それに加え、彼のパスは本当に良いし、察知能力も本当に良い。ポゼッションでより良いポジションを見つることもできている。これはフットボールであり、少しの時間は掛かるものだが、私にとって何の問題もないことだ」