リヴァプールで存在感を高めるMF遠藤航について、プレミアリーグ公式も大きく注目している。
今年夏の移籍市場で、シュトゥットガルトからリヴァプールに加入した遠藤。序盤こそ適応に苦しんだものの、現在チーム唯一となる公式戦7試合連続の先発出場を果たすなどユルゲン・クロップ監督の信頼を勝ち取ることに成功。ここまでプレミアリーグ首位を走るチームの中で、公式戦23試合で2ゴール1アシストを記録している。
現地メディアでも多くの称賛を浴びる日本代表MFだが、プレミアリーグ公式も特集。前半ではトレント・アレクサンダー=アーノルドとの関係性やアーセナル戦(1-1)のプレーを紹介したが、スタッツに注目しながらプレーの特徴を分析した。
「エンドウのパフォーマンスデータは、彼がボール捌きに特に優れていることを示してはいない。だが、ユルゲン・クロップが彼に求める役割には完璧にはまっている」
「クロップがポゼッション時に3-2-2-3のフォーメーションを作るため、ドミニク・ソボスライとカーティス・ジョーンズを前方でプレーさせたい場合、適切なポジションを取ってルーズボールを拾える選手を中盤底に起用することが必要だ。エンドウはこの役割を楽しんでおり、十分な運動量を保証するためのエンジンを備えている」
「彼は若いハーヴェイ・エリオットやカーティス・ジョーンズには劣るが、チームで3番目に多い90分間で平均12.17kmの走行距離を記録している。さらにジョーンズにこそ及ばないものの、6.91km/hの平均スピードでピッチ上を動き回っているのだ」
最後に、遠藤の信頼性についても伝えており、「エンドウは夏の比較的重要度の低い新戦力だったが、スロースタートの後、今では自身の価値を示してる」と綴り、同選手への賛辞を続けた。
「彼が先発した直近の5試合で、リヴァプールは8本の枠内シュートしか許さず、失点も2つだけだ。ニューカッスル戦後にアジアカップに向けて出発したとき、エンドウの欠場を痛烈に感じることになるだろう。最初の14試合では、リヴァプールは1試合平均4.07本のシュートを許していた。エンドウのゲームマネージメント、判断力、守備面での信頼性はレッズにとって非常に大きな違いになっているのだ」