リヴァプールFWルイス・ディアスが、ルートン戦後に声明を発表した。
5日に行われたプレミアリーグ第11節で、ルートンと敵地で対戦したリヴァプール。なかなかゴールが奪えない中、80分に先制点を許す苦しい展開に。するとその3分後に途中出場したディアスが大仕事。終了間際に劇的な同点弾を叩き込み、1-1のドローで試合を終えた。
劇的なゴールを奪ったディアスだが、現在コロンビアに住む両親が事件に巻き込まれている。『BBC』によると、両親が運転する車が武装集団にさらわれ、警察が追いかける中で母親は車に置き去りにしたものの、依然として父親は誘拐されたままとなっている模様。政府はゲリラ組織による犯行の可能性が高いとし、数百人の警察を派遣したようだ。そして犯行組織側は、数日以内にディアスの父親を解放することを発表したとも伝えられている。
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ディアスは劇的なゴール後、スペイン語で「パパに自由を」と書かれたシャツを見せている。そしてSNSで、現在の思いを綴った。
「毎分、毎秒、僕らの不安は増している。僕の母、兄弟、そして僕は絶望と不安に苛まれ、今の気持ちを説明する言葉もない。この苦しみは、父を家に迎えた初めて終わるものだ」
「父の誠実さを尊重し、この苦しい時間を終わらせ、どうか直ちに彼を解放してほしい。愛と慈悲の名のもとに、犯行組織が自分たちの行動を振り返り、父を解放することを許可してほしい」
さらに「コロンビアの国民と国際社会のみんなへ、この困難な時期に受けた支援や思いやりに感謝したい」とも綴っている。