ルートン・タウンは、シント=トロイデンDF橋岡大樹の獲得に近づいているようだ。『The Athletic』が伝えた。
2021年にベルギーのシント=トロイデンへ加入した橋岡。加入からすぐさまポジションを確保し公式戦91試合に出場、今季は初ゴールをマークするなど公式戦19試合で2ゴール2アシストを記録している。アジアカップメンバーからは外れているが、昨年3月からは日本代表にもたびたび選出されている。
そんな橋岡だが、今冬の移籍市場でステップアップの可能性が浮上。ヘンクやクルブ・ブルッヘのベルギー強豪クラブが獲得に動いていることが報じられてきた。しかし本人はイングランド挑戦を望み、これまでチャンピオンシップ(イングランド2部相当)のリーズやルートンなどが新天地候補として挙がっていた。
そして『The Athletic』によると、ルートンが橋岡の獲得に近づいている模様。完全移籍に関して両クラブによる交渉が進められているようだ。現段階で合意には至っていないが、順調に進めば今月中に移籍が完了すると伝えられている。また『テレグラフ』のマイク・マグラス氏によると、橋岡の移籍金は200万ユーロ(約3億2100万円)程度になるという。なお、橋岡は、28日ヘンク戦(1-1)でベンチ外だった。
一方で、ダニエル・ファルケ監督率いるリーズも今冬の移籍市場で橋岡に対してアプローチ。しかし、ユニオン・サン=ジロワーズ戦で負ったケガの状態を懸念しており、ルートンが争奪戦をリードしていると伝えられている。
昨季昇格を達成し、今季プレミアリーグとなってからは初めて1部の舞台で戦うルートン。20試合を終えて勝ち点16、現在18位と降格圏に位置する難しい戦いを強いられているが、橋岡は浮上のキッカケをもたらす存在となれるだろうか。