レアル・マドリーは、フランス代表FWキリアン・エンバペとの契約に慎重になっているようだ。
今季もパリ・サンジェルマン(PSG)で公式戦15試合15ゴールを奪うなど、絶対的な存在として活躍を続けるエンバペ。しかし、現行契約は残り1年間となっており、今夏には1年間の契約延長オプションを行使しないことを明言している。そして去就問題によってクラブと衝突し、今夏の日本ツアーは不参加に。和解したことでプレーを続けているが、依然として新契約を結んだことは確認されていない。
現行契約の満了が来夏に迫る中、エンバペはレアル・マドリーへの移籍が絶えず噂されている。しかしスペイン屈指の強豪クラブは、契約に慎重になっているようだ。
先日スペインメディア『Cadena SER』は、レアル・マドリー側がエンバペの契約を断念したと報じている。しかしフランス『RMC Sports』によると、この報道はレアル・マドリー側がクラブイメージを保つために利用した手段であり、「無関心を装っているだけ」であるという。
同メディアは、レアル・マドリーは2022年にフリーでの獲得に迫りながらも、移籍決定的と見られた中で最終的にエンバペがPSGと新契約を結んだことを現在も懸念していると指摘。さらに関係者の話として、契約に動くのは「エンバペ次第」のようだ。「エンバペが加入したいのであれば、仕事を行う必要がある」とし、2022年のように「笑いものになるのは避けたい」考えであると伝えている。
1月には来夏のフリー移籍に向け、クラブとの交渉が可能になるエンバペ。今後の動向に注目が集まっている。