Joshua ZirkzeeGetty

大注目のボローニャ若手FW、移籍先の有力候補はミラン?一方アーセナルらも関心か

移籍市場で大きな注目を集めるボローニャFWジョシュア・ザークツィーの去就について、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。

昨夏にインテルへ移籍したマルコ・アルナウトヴィッチの代役としてボローニャで頭角を現したザークツィー。今季セリエA28試合で10ゴール4アシストを記録し、現在4位のチームを支える大活躍を見せている。

そんな22歳FWについて、『ガゼッタ・デロ・スポルト』は現時点で今後の去就を見通すことは不可能であるとしつつ、「ザークツィーはリーグを変えずにさらなる成長のため、喜んでセリエAに残留することを優先していることは明確だ」との見解を示している。中でも「ミランを好ましい移籍先と考えている」と伝えた。

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同メディアによると、ミランはザークツィーを補強リストの最上位に置いており、選手も「(ステファノ)ピオリのミランを気に入っている」と指摘した。なお、古巣のバイエルン・ミュンヘンは4000万ユーロ(約65億円)での買戻しオプションを保有しているようだが、前線にはハリー・ケインがいるため、来シーズンの構想の中心となることは難しいとも。このため、ボローニャFW自身もバイエルン復帰に大きな関心を抱いていないようだ。

一方でミランについては、「ザークツィーの興味をそそるプロジェクトを提供できる」と指摘。今夏、9番のオリヴィエ・ジルーは退団する見込みとなっており、「売り出し中のセンターフォワードに唯一無二の舞台を与えることができる」ことを挙げている。

しかし、ボローニャとの交渉は難航が予想される模様。ボローニャ側は、昨夏マンチェスター・ユナイテッドへ7500万ユーロ(約123億円)+ボーナスの1000万ユーロ(約16億円)で移籍したラスムス・ホイルンド(元アタランタ)とほぼ同等と評価しており、移籍金は7000~8000万ユーロ(約115~131億円)に上るとみられている。同メディアは、ミランに提示可能な金額は5000万ユーロ(約82億円)前後としつつ、残る差額はボローニャにレンタル中のアレクシス・サレマーカーズを取引に含めることで解決を検討すると伝えた。

なおザークツィーを巡っては、過去にマンチェスター・Uが獲得に動いたほか、「JZにとって完璧なプロジェクトを持つ」アーセナルの名前も浮上しているという。今後の動向は注目されるところだ。

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