MinaminoGetty Images

南野拓実が開始10分に退場誘発!数的優位のモナコ、今季全勝だったバルセロナを初めて打ち破ったチームに

19日のチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第1節、モナコ対バルセロナは2-1でモナコの勝利に終わった。モナコの日本代表FW南野拓実は先発出場を果たし、試合の行方を左右した退場劇を誘発している。

ラ・リーガ開幕5連勝と破竹の勢いを見せて、ここ最近は成果を挙げられていないCLに乗り込んだバルセロナ。そんな彼らの前に、今夏ガンペール杯で3-0の勝利を収めたモナコが立ち塞がった。キックオフ直後はバルセロナがボールを保持して優勢に試合を進めていたが、10分に流れが変わる。変えたのは、南野である。

GKテア・シュテーゲンがすぐ前方のエリック・ガルシア(この日はまだ慣れないアンカーとして出場)に不用意な縦パスを送ると、バルセロナDFの背後から南野がボールを強奪。そのままペナルティーエリア内にとした南野を、焦ったE・ガルシアがエリア手前で無理やり倒して、レッドカードを提示されている。

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数的優位に立ったモナコは、17分にスコアでも優位に立った。アクリウシェがペナルティーエリア内右に侵入し、左足のシュートでネットを揺らしている。

しかしながらバルセロナもヤマルの圧倒的個人技で、スコアをタイに戻した。28分、弱冠17歳のバルセロナのエースは、ロングボールに反応してDFラインを突破。ペナルティーエリア手前から内にカットインすると、ニアサイドを狙ってグラウンダーのシュートを放ち、見事ネットを揺らしている。

1-1となった後も主導権を握ったのはモナコだったが、なかなか勝ち越しゴールを決め切れない。38分には南野がペナルティーエリア内右に侵入してボールを叩いたが、これはサイドネットを揺らすのみとなった。試合は同点のまま折り返しを迎えている。

迎えた後半もモナコがボールを保持して攻勢を仕掛け、バルセロナは割り切って堅守速攻からゴールの可能性を探る。65分に迎えたモナコのCKの場面では、ペナルティーエリア内の南野が左足でシュートを打ったものの、ボールはバルセロナDFに当たって若干コースが変わり、惜しくも枠を外れた。モナコのヒュッター監督は70分に2〜3枚目の交代カードを切り、ここで南野を下げている。

そして71分、モナコが待望の追加点を獲得。イレニヘナが浮き球からバルセロナのDFラインを突破し、強烈なシュートでテア・シュテーゲンを破った。その後も試合はモナコペースで続き、2-1のまま終了のホイッスル。南野とモナコが、今季全勝を貫いていたバルセロナに土をつけている。

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