ナポリ移籍の可能性が伝えられるイタリア代表DFアレッサンドロ・ブオンジョルノだが、争奪戦にインテルも参戦したようだ。イタリア『スカイ』が報じている。
2021-22シーズンからトリノの主力に定着し、ここまで公式戦100試合以上に出場してきたブオンジョルノ。昨年6月にはイタリア代表デビューも果たすと、出場こそなかったがEURO2024に挑むメンバーにも招集された。そんな25歳のセンターバックだが、現在去就に大きな注目が集まっている。
『スカイ』によると、ナポリはブオンジョルノ獲得へ向けて移籍金3500万ユーロ(約61億円)+500万ユーロ(約8.7億円)のボーナスでトリノと合意。選手代理人と面会し、年俸や手数料、肖像権、契約解除条項の設定を巡って交渉を行っているという。そして4日、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長らは再び代理人と接触。選手側が要請した契約解除条項を巡り、契約期間の3年目~5年目に行使可能な7000万ユーロ(約122億円)の契約解除条項の挿入について話し合いを行ったようだ。
しかしこの面会後、セリエA王者も争奪戦に参加したようだ。インテル側は、オランダ代表DFステファン・デ・フライに対して中東からオファーが舞い込む可能性を踏まえ、ブオンジョルノの代理人に連絡と獲得への関心を伝えた模様。まだ資金を確保できず、正式なオファーを送っていない状況だが、選手にオファーを待つ意思があるかどうかを確認したという。
『スカイ』は今後について、「ブオンジョルノ本人の意思次第」と予想。選手側がインテルのオファーを待つ決断を下した場合、ナポリは非常に難しい状況に追い込まれると伝えられている。
なお、ブオンジョルノ代理人はインテル本部を訪れた際、同メディアのインタビューに対し「ブオンジョルノのナポリ行き? ブオンジョルノのインテル行きについてかと思ったよ(笑)。インテルとも少し話をした」と語り、ミラノのクラブとの接触を認めている。