ニューカッスル・ユナイテッドのサンドロ・トナーリがイングランドサッカー協会(FA)から執行猶予付きの2カ月間の出場停止処分を受けた。
昨夏の移籍市場でミランからニューカッスルにイタリア人史上最高額で加入したトナーリは、昨年10月に賭博違反の疑いが浮上。これを受け、イタリアサッカー連盟(FIGC)の聴取を受けることとなり、自身が出場した試合で賭博をした罪を認め、イタリア検察当局から10カ月の出場停止処分を科された。
現在、8月までの処分中のトナーリに対しては、ニューカッスルに加入してからの2カ月の間にFAが定める賭博規則を50回にわたって違反したことが3月に判明。今後、さらなる処分が科される可能性があると予想されていた。
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そして2日、FAはトナーリに対する処分を発表し、同選手は2024-25シーズン終了までの執行猶予付きの2カ月間の出場停止処分を受けることが決定。イタリア代表MFがこの期間内に再び同様の違反を犯せば、さらなる出場停止を科されることになる。また、2万ポンド(約384万円)の罰金も命じられた。
さらに、今回の発表の中でトナーリがニューカッスルの勝利に4度ベッティングしていたことも判明。9月のブライトン戦やマンチェスター・シティ戦、10月のウェストハム・ユナイテッド戦など5試合がその対象になっており、同選手はこのうちの4試合でプレーしていた。
なお、トナーリはさらなる違反がなく、追加処分を受けることがなければ、8月27日から復帰できる見込みだ。