ポルトガル代表DFペペが現役引退を発表した。
今夏のEURO2024でもポルトガルチームの一員として、同チームだけではなく、大会史上最年長選手としてピッチに立ったペペ。準々決勝のPK戦で敗れたフランス戦にも出場した41歳の同選手だが、これが現役最後の試合になった。
所属していたポルトからも退団したペペは、8日に投稿した33分間にわたる動画の中で現役からの引退を発表。「このキャリアを続ることのできる力を与えてくれたことに感謝したい」と話し、感謝を続けた。
「私を信じてくれた会長たち、みんなに感謝しないわけにはいかない。僕が在籍したクラブのすべてのスタッフ、彼らはクラブや代表チームの魂であり、精神だった。すべてのチームメイトとコーチたち、彼らは僕が成長し、毎日競争するのを助けてくれた。すべてのファン、彼らはフットボールの魂だ。すべての家族と友人、特に私が不在の時に家にいてくれた妻。私を信じ、私の人生の根底で支え、私が家にいないときでも私を支えてくれた子供たち。彼らは私の支えだった。みんなに感謝したいし、彼らに私からの感謝とハグを送りたい。みんな、ありがとう」
ブラジル生まれのペペは、ポルトガルのマリティモに渡り、同クラブで2002年にファーストチームデビューし、その2年後にはポルトに移籍。2007年から10年間にわたってプレーしたレアル・マドリーでは、3度のラ・リーガ優勝や3度のチャンピオンズリーグ(CL)制覇などを成し遂げた。その後、ベシクタシュを経て、2019年からポルトに帰還して5シーズンをプレー。昨年12月にはCL記録となる最年長先発&得点記録を更新し、4月のアーセナル戦では史上初めて40代の選手としてノックアウトラウンドでプレーした。
また、ペペは2007年にポルトガル代表デビューを飾ると、17年間にわたって同国歴代3位となる141キャップ、8ゴールを記録。EURO2016制覇や2018-19シーズンのUEFAネーションズリーグ優勝を成し遂げた。