Todd BoehlyGetty

新戦力と異例の長期契約を結ぶチェルシーへの影響は?プレミアリーグクラブが移籍金の最大分割期間を5年間に制限することで合意

プレミアリーグのクラブは、移籍金の最大分割期間を5年間にすることで合意した。

現在に至るまで、クラブは新選手を獲得した際の移籍金を契約期間内で分割して計上することが可能。1億ポンドで獲得した選手と5年契約を結んだ場合、契約期間内に年間2000万ポンドずつを支出として計上できるが、仮に選手と8年間の契約を結べば年間の支出が1250万ポンドで済み、より長期の契約を結ぶことで年間の支払額を抑えることができる。

これを上手く利用してチェルシーは近年、プレミアリーグの財務規則を順守するために高額な移籍金で獲得したエンソ・フェルナンデスやモイセス・カイセド、ミハイロ・ムドリクらと8年という異例の長期契約を結んできた。

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しかし、この度プレミアリーグクラブの投票によって決まった新規則では、欧州サッカー連盟(UEFA)が今夏に改正した移籍金を分割できる最大期間を5年間に制限する規則に従うことが決定した。なお、チェルシーも移籍金の分割期間に制限をかけることに賛成した15クラブのうちの1つであったことがわかっている。

ただし、今回の新規則は今後の新選手獲得の際に適応されることになる。そのため、チェルシーがフェルナンデスやカイセド、ムドリクら長期契約を結んだ選手たちの移籍金を契約期間内で分割して計上することに関しての影響はないとされている。

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